学校日記

1/28 津波てんでんこ

公開日
2022/01/28
更新日
2022/01/28

学校だより

児童在校時に、震度5弱以上の地震が起きたとき、運動場に避難した後、保護者の方などに児童を引き渡すことになります。引き取りに来られるときのお願いがあります。
まずは、ご自身の安全を確保してください。
お子さんの安否が心配になると思います。
早く迎えに行かなくてはと思われると思います。
東日本大震災のような津波をともなう大地震の場合、津波の心配がなくなって、ご自身の安全が確保できてから迎えに来てください。
お子さんが、三和小学校に在校中の場合、小学校は高台にありますので、津波の被害を受ける危険性は低いと考えています。お子さんを迎えに来る途中で、迎えに来られる方が津波の被害を受けるのは、ご自身にとっても、お子さんを含むご家族にとっても不幸です。
お子さんもご家族も、津波から避難していると信じて、自分自身の安全を確保する行動をとり、みんなが助かる。これが「津波てんでんこ」の考えです。
次に、車で避難するのは、渋滞に巻き込まれ動けなくなります。お迎えにいらっしゃるときも、避難所になる三和小学校付近は渋滞で動けなくなることが予想されます。東日本大震災でも、渋滞中の車にいて津波被害にあった方がいました。先日、トンガの火山噴火の関係で津波警報が出た地域がありました。避難途中の車が渋滞で動けない映像がニュースで流れていました。学校までの距離と状況にもよりますが、安全な方法をとってください。
次に、引き渡しをした場合でも、その後に津波が押し寄せる場合があります。南海トラフ地震の場合、あくまで想定ですが、津波が常滑まで到達するまでに時間がかかります。お子さんを引き取った後、帰宅する途中に低い土地を通っていて、または、標高が低いところにご自宅がある場合、津波の被害を受ける危険性があります。お子さんを引き取った後、津波の心配がなくなるまで、小学校にとどまった方が安全な場合もあります。
最後に、引き渡しが安全と確認したら、お迎えにみえた方から、順次、引き渡しをしていきます。原則、担任が確認して引き渡しをしますが、一般避難者に対応しなければならない事態では、職員をそちらに配置しなければならないこともあり、限られた人数の職員で引き渡しをすることになります。早く引き渡してほしいと願うお気持ちはお察ししますが、ご理解とご協力をいただけると助かります。
本日、お子さんは、地震避難訓練をしました。
ご自宅にいる場合などに地震が起きたとき、どのように避難行動をするかなど、ご家族でお話しされるのもよいかと存じます。
(校長)