7/20 1学期終業式
- 公開日
- 2022/07/20
- 更新日
- 2022/07/20
学校だより
【校長講話】
今日で、1学期が終わり、明日から、皆さんが待ちに待った楽しい夏休みですね。1学期はじめに立てた目標は、達成できましたか。
校長先生は、今年1月に「1日1スポーツ」という目標を立てました。健康のために、毎日、短い時間でもよいので、何か運動をするという目標でしたが、運動しない日の方が多くて、目標を達成することはできていません。
夏休みも、この目標を継続して、健康第一で過ごそうと思っています。
さて、今年の夏休みは、今までの夏休みと違って、タブレット端末を家に持ち帰っていますね。家庭学習に役立ててほしいと思います。
小学生の皆さんたちを「Generation α」「アルファ世代」と言います。生まれたときから、SNSが発展していて、インターネット上でコミュニケーションをしています。皆さんが大人になる頃の社会は「Society5.0」と呼ばれ、人工知能(AI)やロボットが、生活の中で当たり前になっている世界です。自分が実際に見たり動いたりする、この体育館のような現実の世界だけでなく、自分の分身「アバター」が、「メタバース」とか「バーチャル空間」とか言われるコンピュータで作った世界で行動したり、他の人とコミュニケーションをとったりできます。この世界では、行ったことのない国や想像の世界にも行けます。直接会うことのない他のアバターといっしょに活動することもできます。
「あつまれどうぶつの森」というゲームがありますね。やったことがある人?
私は、やったことがありませんが、「あつまれどうぶつの森」は、メタバースの体験とも言われています。子どもの頃から、既に体験しているのです。
ドラえもんの「どこでもドア」というのがありますね。メタバースの世界で、「どこでもドア」から入った自分がいる場所を、行きたい場所の風景にしてしまえば、「どこでもドア」を使って、行きたいところへ行ける体験ができますね。
皆さんの未来には、もっともっと、たくさんの可能性があります。
でもね。こんな素敵な体験ができるものも、使い方を誤ると、危険なものになってしまいます。人の心を傷つけるものになってしまいます。
たとえば、この夏に持ち帰ったタブレット端末も、みんなが約束を守って正しく使えば、素敵な体験ができたり、知識が増えたりします。でも、約束を守らない人がいると、タブレット端末を持ち帰るのは、よくないことになってしまい、皆さんの未来に向かう試みにブレーキがかかってしまいます。必ず、正しく使って、未来を切り拓いてください。
さてさて、おもしろのは、メタバース、バーチャルな世界だけではありませんよ。皆さんが、直接、見る・聴く・触る、そして、体を動かす現実の世界にも、楽しいことがいっぱいあります。
今年の夏休みも、健康と安全を、第一に考えながら、興味をもったこと、新しいことにもチャレンジしてみましょう。
9月1日、2学期の始業式に、一回りも二回りも成長した三和っ子全員と会うのを楽しみにしています。