3/24 修了式
- 公開日
- 2023/03/24
- 更新日
- 2023/03/24
学校だより
【校長式辞】
今年の春は、桜が咲くのが早く、今が見頃ですね。きれいですね。
先ほど、皆さんの今の学年の修了を認めました。後ほど、担任の先生から、通知表といっしょに修了証を渡します。4月から、学年が一つ上がります。
さて、令和4年度が終わります。コロナウイルス感染症の影響を受けた3年間も終わりを迎えようとしています。
できなかったことや、がまんしなければならないことが、たくさんありました。心配や不安を感じたこともあったと思います。
今、長い夜が明けて、新しい朝がくるような感じですね。
マスクを着けるか着けないかも、自分の判断で決めます。給食は、前を向いて黙って食べてきましたが、机の向きを変えたり、おしゃべりをしたりすることができるようになっていくと思います。他にも、今まで、できなかったことができるようになります。
いつかこの日が来ると信じて、あきらめずにがんばってきたかいがありました。先日、WBCで優勝した日本チームのようですね。最後まであきらめずに全力を尽くせば、努力が報われます。皆さんも、よくがんばりました。
私の座右の銘、大切にしている言葉は「至誠」です。
孟子という昔々の中国の学者の言葉です。
「至誠にして動かざる者は未だ有らざるなり」
真心や誠意をもって接して、心が動かない人はいない。誠意をもって接すれば、必ず人の心を動かすことができる。という意味です。
「誠意」とは、相手のことを考えて、正直に熱心に接する心です。実際は、そう簡単には、人の心を動かすことはできないかもしれません。
また、今、友達との関係でうまくいっていなくて、悩んだり困ったりしている人もいるかもしれません。
そんなときは、相手のせいにしないで、自分に「誠意」が足りないのではないかと思って、「至誠」を信じて、自分を変える勇気をもって、人と関わりをもってみてください。時間がかかるかもしれませんが、いつか心が通じる日がくると思います。
コロナ禍の3年間は、不便でしたが、決して不幸ではなかったですね。悪いことばかりではなかったですね。
夜は真っ暗になるから、星のきらめきを美しいと感じることができます。
同じことが、コロナ禍でも言えます。
たとえば、当たり前にできていたことが、できなくなったとき、当たり前にできることの価値に気付き、感謝の気持ちをもつことができました。
制限がかかっている中でも、何かできることがあるのではないか、できる方法があるはずだと、工夫しようとする気持ちをもち、実行する力が身につきました。
そんな3年間を過ごし、今、成長した皆さんを見ると、安心します。
では、皆さん、春休みを、健康・安全に過ごし、4月になったら、令和5年度も、笑顔を忘れずに、楽しい1年にするぞ!という気持ちで、新しい学年をスタートしましょう。
私は、定年退職しますので、皆さんのがんばる姿を、直接見ることはできませんが、いつも心から応援しています。
がんばれ!三和っ子‼︎