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学校日記

5年国語 日常を十七音で

公開日
2020/05/18
更新日
2020/05/18

5 年

5月18日(月)
今日から俳句作りが始まります。俳句は、季節を表す言葉「季語」を入れながら、五・七・五の合計十七音で感動を伝えます。次の2つの俳句をよんでみましょう。

雨の中 あじさいたちが ゆれている

雨の歌 あじさいたちが おどりだす

どうですか?2つとも雨が降る中にあじさいが咲いている様子を表現した俳句です。しかし、ずいぶんと印象が異なりますね。「雨の中」と「雨の歌」、「ゆれている」と「おどりだす」など、2つめの作品は、あじさいたちが、雨を喜んでいるように感じるのではないでしょうか。

このように俳句をつくる上では、音を合わせるだけではなく、表現の工夫がとても大切です。様子や作り手の気持ちを直接言い表す言葉は、できるだけ使わないようにします。そのためにたとえを使うなどの工夫をします。例えば、擬人法(ぎじんほう)は、人にたとえる表現です。上の俳句の「おどりだす」は疑似法ですね。
教科書のように、言葉を選ぶ、言葉の順序を考える、どんな文字(漢字、ひらがな、カタカナなど)を使うかによって、印象がかなり変わってきます。

俳句では季語も大切です。教科書P61の季語を参考にしましょう。
まずは、じっくりと考えてみましょう。どんな作品ができるか、楽しみにしていますよ!