1/29 予告なし地震避難訓練
- 公開日
- 2021/01/29
- 更新日
- 2021/01/29
学校だより
地震の揺れがおさまって運動場への避難指示を出してから、人員点呼と安全確認をするまでにかかった時間は、約5分でした。
校長からの全体指導では、あえて、厳しい言葉で「残念な避難訓練だった」と評価しました。
写真でも分かるように、ほとんどの児童は、突然の避難訓練にしっかりと対応していました。でも、残念なことに、避難途中で、笑顔や楽しそうな表情で行動している児童が何人か見られました。話し声も多く、注意をされないと静まらない状態もありました。
「東日本大震災から10年になります。あの震災で命を落としてしまった人が、この避難訓練を見たら、どう思うか」
「震災を経験した東北の人が見たら、どう思うか」
「本気がたりない!!」
本当の場面では、恐怖やパニックで、声が出てしまうと思います。
でも、訓練での笑顔や楽しい表情は、いけません。
命にかかわる訓練です。他のことなら、80点もとれば褒めます。でも、命にかかわる訓練では、90点でも褒めることはできません。100点でないといけません。厳しいかもしれませんが、大切な命を預かる以上、私はそう考えます。
「まずは、自分の一つしかない大切な命を守ってください。自分の命が守れ安全ならば、人を助けてください。今回は、高学年の人が、低学年の人に避難方法を教えてあげられましたか。いっしょに運動場まで避難してあげられましたか。自分の命が安全ならば、助けてあげてください。」
しっかりできていた子どもたちを褒めてあげたいところですが、今回の訓練を心に強く刻んでほしいと願い、厳しい評価での指導になりました。