3月24日(木) 修了式の話
- 公開日
- 2022/03/24
- 更新日
- 2022/03/24
校長室より
今日は令和3年度の最後の授業の日、修了式です。
まず1年生から3年生の人にお知らせです。18日の金曜日に6年生が小学校の勉強を終わる式「卒業式」を行いました。その卒業式の準備や掃除を4・5年生の人たちが心を込めてしてくれました。卒業式に参加したのは、5年生だけでしたが、心を込めて6年生を送り出していました。4・5年生の人たちの姿を見て、とても素敵だなと思いました。そして、6年生からの「襷」をしっかり受け取ってくれたなと感じています。
さて、先程代表の人に修了証を渡しました。これは「皆さん一人一人が、学習や生活でよく努力して、一年間の勉強を終えた」という「しるし」です。一人一人がこの一年間にがんばったことを、担任の先生が通知表に書いてくださっています。後から、担任の先生から渡されるので楽しみにしていてください。
この一年間、皆さんは本当によくがんばったと思います。例えば、寒くなってからの縄跳びやマラソンでは「1回でも多く」「1周でも多く」とチャレンジしていました。また、3月初めの6年生を送る会では1年生から5年生まで本当に心のこもった出し物や歌を披露してくれました。「1年間を振り返って」の紙にもたくさん丸をつけて持ってきてくれました。3月の皆さんの姿は、どの学年も4月とは全く違って、大きく成長して見えました。とても立派です。
ここで、皆さんの周りに皆さんと同じように、一年間がんばってきた生き物を紹介したいと思います。それは桜です。桜は、実は一年間とてもがんばっています。
思い出してください。学年の始め4月の始業式、桜は花を咲かせていました。その花が散ると、後に葉が出てきて、夏休みの頃、桜の木は緑の葉でいっぱいでした。そして、秋になり9、10、11月とだんだん寒くなっていくにつれて、葉が黄色や赤色になっていきます、冬休みの頃にはその葉もすべて散って枝だけになってしまいました。そのころ、皆さんの冬休みと一緒で桜もちょっとお休みの時季です。しかし2月になると、桜は花を咲かせる準備を始めます。つぼみの元となる花の芽が少しずつふくらみ、つぼみらしくなっていきます。実はつぼみの元の芽は、なんと夏休み前の6月頃にできているそうです。これはプールの横の桜の昨日のつぼみの様子です。桜は花を咲かせるのを、私たちは桜が咲くのを楽しみに待っています。
皆さんは「桜が咲く400℃の法則」というのを知っていますか?それは2月1日からの毎日の平均の気温を足していって、だいたい400℃になる頃に桜の花が咲くというものです。校長先生は調べてみました、今年令和4年の2月1日の平均気温は、約7度、2日は6度、3日も6度で、昨日までの気温をすべて足すと、だいたい380℃になっています。400℃まであと20℃くらい。今日と明日の平均気温が10℃位なので、26日くらいに咲くのではないかと思います。一年間かけて一生懸命頑張ってきて3月に花が咲く。まるでみなさんが一年間一生懸命勉強や運動をしてきて、3月に「にっこり」の花が咲くのと同じですね。
授業は今日で終わりますが、明日から始まる春休みも、次の学年の「にっこり」の花を咲かせることができるように、家でも勉強や運動、お手伝いなどして次の学年の準備をしっかりしてほしいと思います。それでは、けがや病気をしないで、また交通事故にあわないで、よい春休みにしてください。そして、4月には元気な笑顔で学校に来てください。
※本日の子どもたちの様子は、明日以降掲載します。お楽しみに!