カタツムリの話
- 公開日
- 2017/06/26
- 更新日
- 2017/06/26
学校からのお知らせ
<校長の話>要約
梅雨に時期になるとよく見かける生き物を見せます。これは何でしょうか。
(かたつむりの絵)
今日はかたつむりのお話をします。
かたつむりは殻を背負っていますが、殻の中には何が入っているでしょうか?
1 何も入っていない
2 ねばねばした水が入っている
3 お腹がすいたときに食べる食べ物が入っている
正解は2です。
かたつむりは殻の中にねばねばした水が入っていないと、体が乾いて死んでしまいます。かたつむりは昔、水の中で生活をしていました。あさりやサザエといった巻き貝の仲間なのです。それが長い年月をかけて陸で生活をするように進化してきました。殻は体の一部であり、取ったら死んでしまいます。
よく似た生き物にこんな生き物がいます。何でしょうか?
(やどかりの絵)
やどかりはエビの仲間です。やどかりの背負う貝は、体の大きさに合わせて変えます。服のようなものです。体の一部ではありません。
もう一つ、これは何でしょうか?
(なめくじの絵)
かたつむりとなめくじはよく似ています。どちらも元々は巻き貝の仲間です。カタツムリがさらに進化して殻が小さくなり、なめくじになりました。
イメージからするとかたつむりは「かわいい」、なめくじは「気持ち悪い」という感じを受けますが、実はなめくじの方が進んだかたちなのです。
さざえがかたつむりに、かたつむりがなめくじに進化しているのですね。
今度かたつむりやなめくじを見つけたら、今日のお話を思い出して観察してみるとおもしろいかもしれません。