12/14 魔法のひと言「いいね」
- 公開日
- 2017/12/14
- 更新日
- 2017/12/14
学校からのお知らせ
家庭教育情報誌「子とともに ゆうゆう」の中に、「魔法のひと言」のコーナーがあります。
こんな文章がありました。
(前略)
中学校に講演を聞きに行った時、講師が生徒に問いかけました。
「君の夢は?」
数人の生徒にマイクを向けると、不思議なことが起こりました。思春期のあまりしゃべらない中学生の顔が輝くのです。さて、この講師はどんな魔法をかけたかというと。
すべてが「いいね!」で応じるのです。
生徒が「看護師。」と言っても「公務員。」と言っても「お笑い芸人。」でも、全部「いいねー」。
だから安心して口に出せるし、話が盛り上がるのでした。わたしの「そんなのじゃなくてさあ〜。」とは大違いです。
「ただね、いいね。と応じていいか迷った夢があります。」なんでしょう。
「それは、世界征服。」
世界征服?「けど、決めているから言いました。いいね!って。」そしたら?
「世界征服して何がしたいの?と聞いたら、思い通りの世の中にしたいって。更に思い通りの世の中って?と聞いたら、そりゃ〜平和な世の中でしょ、と言うのです。世界征服が平和な世の中に変わった。」
講師さん、くすくす笑いました。
そっか、子どもが生き生きと語れるかどうかは、大人の受け方しだいなんだな。
自分の価値観を押しつけず、相手の思いを受け止める。
そのためには「いいね!」
それが子どもの夢を、ゴムまりみたいにぽんぽんふくらませます。