1/22 「いただきます」の話
- 公開日
- 2018/01/22
- 更新日
- 2018/01/22
学校からのお知らせ
放送朝会での校長の話です。
キーワードを担任の先生に提示してもらいました。
<校長の話>
今週の24日(水)から30日(火)まで、学校給食週間です。そこで今日はご飯を食べるときのあいさつ、「いただきます」のお話をします。皆さんはご飯を食べるときに「いただきます」をちゃんと言っていますか?これは、誰にどんな気持ちをこめて言うあいさつなのでしょうか?
それは3つあります。
一つ目の理由です。
昔からご飯を作る台所には火の神様が住んでいると言われてきました。火がないとご飯を炊けないし、魚や肉も焼いたり煮たりすることができません。火は欠かすことができないのです。昔の人は火の神様に、「おかげでおいしいご飯が作れます」という感謝の気持ちをこめて言っていたのです。料理の前で手を合わせ、小さく頭を下げながら「いただきます」と言っていました。
二つ目の理由です。
食べ物は肉でも魚でも野菜でも、みんな生き物です。牛や豚などの肉、まぐろやさんまなどの魚、じゃがいもや大根などの野菜はすべて生き物です。生き物には「命」があります。その大切な「命」を「いただく」ことへの感謝の気持ちをあらわします。人間は他の生き物の命をいただいて生きているのです。
三つ目の理由です。
ご飯を作ってくれるお母さんやお父さんに、ありがとうの気持ちをあらわします。給食なら給食センターの人たちへのありがとうです。心をこめて作ってくれるおかげで、私たちはご飯や給食を毎日食べることができます。
「いただきます」には「火の神様」でも「命」でも「作る人」でも、すべてありがとう(感謝)の気持ちがこめられています。私たちは毎日当たり前のように食べていますが、この3つの「ありがとう」の気持ちを決して忘れてはいけません。
今日の給食の時間、いつも以上に元気に、心をこめて「いただきます」のあいさつができるとうれしいです。