あきらめない
- 公開日
- 2015/11/02
- 更新日
- 2015/11/02
校長室より
(朝会講話)
今朝、メキシコ・ヌエボコンティネンテ小学校のみんなとお別れをしました。出会いと友情に感謝して、メキシコに無事に帰るように願いましょう。
昨日は、小学生バスケットボールフェスティバルでした。ひがしの選手は健闘しました。
男子の一試合目、鬼崎南小学校が相手でした。第1クオータ10点も差がありました。大きく負けています。でも、だんだんと追い上げて、第4クオータに後1点の差。なかなか逆転のシュートが決まらない。また、相手に入れられて3点差。2連続シュートが決まりついに逆転。すぐに相手にシュートを決められ再逆転…最後に2連続シュートを決めきって3点差で逃げ切った試合でした。
監督の藤井優(ゆうた)先生が何度も言いました。
「あきらめない」「あきらめない」
ミスをしても「それでいい。つぎ。つぎ」
きっと、バスケ部はもっとうまく強くなれる。
明日は、11月3日「文化の日」でお休みです。常滑にとっては「陶祖祭」の日でもある。
ひがしとにしの間の天神山で常滑焼を発展させた人、鯉江方寿翁の業績を称えまつる祭りがあります。
鯉江方寿さんは、江戸時代の終わりから明治にかけて生きた人。常滑のためにいろいろなことをしてくれた人。常滑焼は朱いのが特徴だけど、その「朱泥焼」を広めた人。登り窯といって、大きな焼き物をしっかりと焼ける窯を作った人。しっかり焼かないとすぐに割れちゃんだな。そして、丈夫な土管をたくさん生産できるようにした人。土管は、ひがしにもたくさんあります。さてどこにあるでしょう?毎日、見てますよ、必ず。そう、花壇の囲いに使われていますね。これも四孔管・六孔管といって土管です。本来は、穴の部分に電線を通すためのものです。トンネルとかに使われるの。後は昇降口にあります。竹馬入れになっています。これも土管。本来は、地面の中にずっと並べて上下水道の道にします。
あとは、新田開発。新しい田んぼを作る。田んぼを増やすのは2つの方法しかない。山を削って耕すか、海や池を埋め立てるか。方寿さんは、海を埋め立てました。今の市役所のある新開町や鯉江本町は、そうやって埋め立てられて今につながっています。方寿さんは土管作りや窯作り、新田を埋め立てるのに何度も何度も失敗しました。何度もやり直ししました。埋めたてが終わると台風が来て、大雨が降りました。でも、「あきらめずにつぎ、つぎ」を見ていた人でした。
明日は、陶祖祭。ひがしのみんなにあきらめない力をくれますようにお参りしてくるね。お話を終わります。
※写真は昨年度の陶祖祭記念写真
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表彰伝達
第15回常滑市小学生バスケットボールフェスティバル
男子の部 第3位 常滑市立常滑東小学校