学校日記

西南小の皆さんへ 〜宇宙船地球号の乗組員として…〜

公開日
2020/05/07
更新日
2020/05/07

全学年

本来なら、今日から学校が再開される予定でしたが、休校期間が5月31日までとなり、児童の皆さんは、家で過ごす期間がのびることとなりました。
「もう家にいるのはあきてしまった」
「早く友達と遊びたい」
「勉強は好きじゃないけれど、こんなに長く休みが続くと授業を受けたくなってきた」
このような思いをもっている人も多いのではないでしょうか。
いつまでこの状態が続くのか、勉強はどうなるのか、友達とはいつ会えるのか、学校の行事はどうなるのだろうと、先を見通せない不安がずっとつきまとっていることと思います。
先日の中日新聞に、宇宙飛行士の山崎直子さんの書いた文章がのっていました。
今の休校期間の見方を変えることで、前向きな気持ちになれるという内容です。
山崎直子さんからのメッセージを紹介します。

 学校に行けなくなって、一日をうまく過ごせていない人もいるかもしれません。でも、学びの場は、学校だけではありません。手足を動かしたり、本で何かを調べたり、自然を観察したり、全てが学びにつながります。
 時間を制限されない今こそ、好きなことや熱中できることを探し、自分のものにするチャンスです。ぜひ、この機会に夢につながる何かを見つけてください。
 活動自粛がいつまで続くか分かりません。実は、宇宙飛行士で一番大変なのは、いつ宇宙に行けるか分からないことなんです。私も「今度こそ」と思いながら訓練を続けてもメンバーに選ばれず、何度も悔しい思いをしました。
 そんな時は、自分の力が及ばないことは受け入れ、自分ができることを大切にすることです。希望は忘れず、でも、こだわり過ぎないこと。心に余裕を持てば、自然とやるべきことが見えてきます。私も落ち着いて、次に向けた準備を重ねた結果、宇宙に行くことができました。
 ウイルスに立ち向かうため、力と英知を結集することが求められています。皆さんも宇宙船地球号の乗組員として「不自由だけど工夫してみよう」とか「みんなでこの危機を乗り越え、未来につなげるんだ」という視点を持ってほしいですね。