始業式 式辞
- 公開日
- 2022/09/01
- 更新日
- 2022/09/01
全学年
42日間の長い夏休みが終わりました。まずは、西浦南小学校の皆さんが大きなけがや病気をしたり、事故に遭ったりすることなく、無事に学校へ戻ってくるという最大のミッションを果たせたことを心からうれしく思います。今年の夏は、新型コロナウイルスの第7波がやってきて、とてもたくさんの人が感染をしました。皆さんの中にも夏休み中に感染したという人がいると思います。感染した人や家族が感染したという人は大変でしたね。でも、重症になって入院するというようなことはなかったので、ひとまず安心しています。まだまだ新型コロナウイルスの感染には油断ができません。夏休みの間は、大勢の人が集まるということはあまりなかったと思いますが、学校が始まり、人と接する機会が増えます。気を緩めないで、これまで通り「手をしっかり洗う」「鼻までマスクを着ける」「教室の換気をしっかりする」「友達と近付き過ぎない」という今までやってきたことを、改めてしっかりやっていこうと、気持ちを引き締めてほしいと思います。
さて、私は1学期の終業式で「今年は『読書の夏』にします」と皆さんに伝えました。読もうと思っていた本が全部読めたわけではありませんが、毎日30分から1時間ぐらい本を読みました。自分で点数をつけると、80点くらいかなあと思います。よかったことは、毎日本を読む習慣がついたことです。これからも毎日少しずつでも本を読むことを続けていこうと思います。皆さんはどんな夏休みを過ごしたでしょうか。「こんなこことをがんばったよ」ということを発表してくれる人はいますか?
今日から2学期が始まります。2学期は、1年の中でいちばん長く、79日学校に来ます。1学期が70日だったので、少し長いですね。2学期は行事もいろいろあります。全校で行う大きな行事は10月29日の運動会ですね。12月にはマラソン大会もあります。バスや電車に乗って校外学習に出かける学年もありますね。また、明日は計算大会・読み書き大会もあります。いろいろな勉強や行事に取り組む際、皆さんに心がけてほしいことがあります。それは、3つの「D」を封印すること、つまり言わないことです。3つのDとは、「だって」「どうせ」「でも」です。「だって、めんどくさいもん」「どうせ、やったってできないし」「やらなくちゃいけないことは分かっている。でも、やりたくない」。こんなふうに、「だって」「どうせ」「でも」を口にしていませんか。これらの3つのDをいつも口にしているとどうなるでしょう。実は、皆さんが成長するチャンスを失ってしまうのです。例えば忘れ物をした時、「だって、お母さんが用意してくれなかったんだもん」。自分が悪いのにお母さんのせいにしてしまっています。これでは忘れ物をしない自分になることは難しいですね。また、運動会に向けて「一輪車の練習、どうせやったって乗れるようにならない」。やる前からこんなふうに決めつけていたら、いつまでたっても乗れるようになりませんね。「読み書き大会や計算大会で合格したい。でも勉強するのはめんどくさい」。「でも」ではなく、「合格したいからがんばろう」という気持ちをもってほしいですね。ぜひ、「だって」「どうせ」「でも」を封印して、いろいろなことに前向きにがんばる2学期にしてほしいと強く願っています。私は、みなさんのがんばる姿をたくさん見つけることを2学期の目標にしたいと思います。2学期の終業式で、たくさんのがんばる姿をここで紹介することができるよう、皆さん、私にがんばる姿をたくさん見せてくださいね。