学校日記

令和6年度10月 「心と心を開く」

公開日
2024/10/07
更新日
2024/10/07

校長室

「あいさつ」を漢字で書くと「挨拶」と書きます。「挨」という字は心を開く、「拶」という字は相手に迫るという意味があります。相手の心のドアをノックして仲良くなりましょう。お話をしましょうという気持ちを伝える言葉と言えます。
「こんにち□」「こんばん□」の□には「わ」か「は」のどちらが入るでしょうか。答えは「は」です。くっつきの「は」ですから後に続く言葉があります。「こんにちは お元気ですか」「こんばんは ご機嫌いかがですか」という意味が隠されています。相手を気遣う優しい気持ちが省略されたのが挨拶です。
「おはよう」は、「お早いですね。今日もよい日を過ごしてくださいね」と続きます。「さようなら」は「そのようならば」という意味で「もうお別れの時間です。それなら、また会う日まで元気でね」「それなら、また会おうね。楽しかったよ」という気持ちが隠されています。「ありがとう」を漢字で書くと「有難い」となり、「めったにない優しいことをしてくれてうれしいです」という意味が込められています。「ありがとう」に対して「どういたしまして」と答えるのは「どうしてそんなことを言うのですか。たいしたことではありませんよ」と伝えています。あいさつは、心と心を開いて優しい気持ちを伝え合うことができる素敵な言葉です。進んであいさつをしてみましょう。