思いだしてごらん(4年音読発表会)
- 公開日
- 2011/10/17
- 更新日
- 2011/10/17
4年生
思い出してごらん、きみがけがをした時のことを。
みんなが楽しそうに、ボールあそびをしていても、きみはひとりはなれて、さみしくしていた。
あしにけがをした時のこと、思いだしてごらん。動かすといたくて、ゆっくり歩いた、そんなきみを、おんぶしてくれたのはだれ?
「元気だせよ」って、はげましてくれたのはだれ?
思いだしてごらん、きみがびょうきをした時のことを。
みんながワイワイ、外であそんでいるのに、きみひとり、うちでねていた。
おなかをこわした時のこと、思いだしてごらん。くすりをのんで、じっとねていた。そんなきみを、おみまいにきてくれたのはだれ?
「早くよくなってね」って、はげましてくれたのはだれ?
ぼくたちのまわりには、からだの不自由なひとたちがいる、知ってるかい?
うまく歩けない人、手がよく動かない人、目の不自由な人、耳のきこえない人、からだがよわくて、ねてばかりいる人、知ってるだろう。
そんな人をみかけたら、きみがけがをした時のこと、びょうきした時のこと、思いだしてごらん、あの時のきもち、思いだしてごらん。
そうすればわかるだろう。きみもそのひとも、あんまりちがわないってこと。おんなじ人間だってこと。みんな助け合って生きてゆくんだってことが、わかるだろう。