津波てんでんこ
- 公開日
- 2011/11/02
- 更新日
- 2011/11/02
全学年
11月1日(火)
愛知県教育委員会主催の防災教育指導者研修会が開催されました。
未曾有の大震災にあって学校管理下にあった児童生徒全員の命を守った釜石市の津波防災教育に取り組まれた片田敏孝教授(群馬大学大学院工学研究科)の講演が行われました。
「大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政にゆだねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ」を釜石の津内防災教育の信念とし、これに基づく「避難三原則」を徹底し、防災に対して主体的な姿勢を育成する「姿勢の防災教育」に取り組んできたとのことです。
「想定にとらわれるな」
「最善を尽くせ」
「率先避難者たれ」
この「避難三原則」により、津波襲来時に学校管理下にあった児童・生徒については、全員の無事が確保され、「釜石の奇跡」と呼ばれていることはご承知の方も多いのではないでしょうか。
本校の防災教育の方向性を探る上でも大変有意義な講演でした。今後も防災教育の充実に向け、全校体制で努めてまいります。
「津波てんでんこ」
てんでばらばらに、家族のことさえ気にせず自らの命を守るために、気にせず避難せよ。表面的な意味としてはその通りですが、日頃からの家族の絆・信頼関係がなければ、本当にこのようには行動できません。やはり、家族は大切ですし、心配になって当然です。
「みんな必ず避難して、元気にしている!」
家族でそう思える信頼関係を築けるよう、ご家庭でも震災時の行動などについてしっかりお話ください。