学校日記

現職教育の推進

公開日
2013/05/11
更新日
2013/05/11

全学年

本年度初めての研究授業を6年1組石井裕宣学級にて行いました。社会科「貴族の政治とくらし」の導入場面で、平城宮や市のさし絵から気づいたことを見つけ、発表をしました。

一見すると「普通の授業」。
しかし「普通の授業」が「普通」に進められることの重みを感じずにはいられない授業。日ごろの学級経営、教師と子どもの関係がよくあらわれています。

教師の子どもたちの「なぜ?」を引き出す分かりやすい発問。
その発問に積極的に挙手して答えようとする子どもたちの態度。
指名されて発言する時のうれしそうでいて、満足そうな表情。
発言する友達の方を見て、発言を聞こうとする子どもたち。
そして、友達の発言を受け入れようとする学級の雰囲気。
日ごろの暖かな学級の雰囲気がよくあらわれています。

やみくもに気づいたことを発表するのではなく、学習してきた時代の様子をふまえ、既習事項と比較した上で気づいたことを発表できること。そして、そういった眼である技能を身につけている子どもたち。授業者の身に付けさせたい基礎的・基本的な知識・技能が明確に見える授業でした。

若い教師が多い本校にとって授業をお互いに見せ合うことは非常に重要です。今日のような授業を見て、多くの「技」を学んでほしいものです。今年度も子どもたちにとって「分かる!」「たのしい!」授業となるように研修を重ねていきます。

<現職教育の研究主題>
自分の考えをもち、表現することのできる児童の育成
〜基礎的・基本的な知識・技能の定着を大切にした指導の工夫を通して〜