学校日記

平成27年度卒業式 〜校長式辞〜

公開日
2016/03/18
更新日
2016/03/18

全学年

   式 辞

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
 さきほど、みなさん一人一人にお渡しした卒業証書は、みなさんが小学校生活を立派に終えたという証です。この証書の中には、みなさんが小学校生活で、学んだことや培ったことの全てが込められています。
 さらに、これまでみなさんの成長を温かく見守り、支え、励ましてくださった家族をはじめ多くの方々の思いも込められている重みのあるものです。いつまでも大切にしてほしいと思います。
 さて、卒業にあたり、卒業生のみなさんに、二つのことについてお話をします。

一つ目は、「ありがとう」と「ごめんなさい」の言葉についてです。

 「ありがとう」と感謝の心を表すことで、相手の優しさを謙虚に受け止めることができるようになります。そして、人に対して感謝の気持ちを持ちながら優しく振る舞うことができるようになります。
 「ありがとうの言葉の数だけ、人は優しくなる」覚えておいてください。

「ごめんなさい」と、心から謝ることで、過ちや失敗が薄められ、人と以前と同じようにかかわるとができるようになります。さらに、「ごめんなさい」と謝ることで、過ちや失敗を繰り返さないための方法を学び、人とのよりよいかかわり方についての知恵や技を身に付けることができるようになります。
「『ごめんなさい』の言葉の数だけ、人は賢くなる」覚えておいてください。

二つ目は、「命を大切にする」ということです。
みなさんの命は、みなさんだけの物ではありません。全ての人にとってとても大切な物です。いらない命、なくてもいい命、価値のない命、などというものはありません。どんなに苦しい時でも、生きているのが嫌になってしまうような時でも、絶対に命を粗末にしないでください。みなさんが生きているだけで、そこにいるだけで、人を幸せにしているのです。みなさんの家族・友だち・地域の人、そして先生たち。みんな、あなたたちがいてくれるだけで、幸せな気持ちになっているのです。
 また、自分の命と同じように、周りの人の命も、大切にしてください。
 命を大切にすることを、絶対に忘れないでください。

 保護者のみなさま、お子様のご卒業おめでとうございます。保護者のみなさまには、六年間にわたり、本校の教育に対しまして、ご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。中学校時代は、心と体が大きく成長を遂げる楽しみな時期ですが、同時に、とても多感な時期でもあります。これまで以上に、お子様との対話を大切にされ、常によき相談相手となり、成長を温かく見守り支えていただきたいと思います。

 最後になりましたが、常滑市議会運営副委員長 盛田克己 様をはじめご来賓のみなさま、地域のみなさま、PTA役員のみなさまには、大変ご多用の中ご臨席を賜り、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。これからも、地域の中で活躍できるよう、引き続き子どもたちを見守り、ご支援いただくことをお願い申し上げ、式辞といたします。



      平成二十八年三月十八日
      常滑市立西浦南小学校長           山本有治