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学校日記

短冊(溝口幹が詠んだ詩)

公開日
2008/08/07
更新日
2008/08/07

鈴渓資料室

溝口幹先生は,生涯にわたって多数の詩を詠んでいます。ここでは,鈴渓義塾(鈴渓高等小学校)の塾長(校長)時代に詠んだ3首を紹介します。

(右より)
1 南畝翁(11代目 盛田久左エ門・命祺)喜寿を賀して詠める
 明治25年2月11日
昔より ためしまれなる 年すぎて
  きみの八千代の 末ぞたのしき 幹

2 明治30年1月3日
松影映水
水底に うつれる松の 緑にも
きみの千歳の 色はみえけり 幹

3 明治32年4月5日
よしあしの ふしのまにまに あることに
とふ人のなき 身こそ悲しき  幹

先生の詠んだ和歌以外にも,日記や掛け軸など貴重な「書」が多数保管されいます。なかでも,山中信天翁や山岡鉄舟の掛け軸は,資料的にも価値があるようです。