卒業式5
- 公開日
- 2014/03/06
- 更新日
- 2014/03/06
学校行事
校長式辞です。
式辞
厳しかった冬の寒さもようやくやわらぎ、校庭のあちらこちらに春の息吹が漂うこのようなよき日に、多数のご来賓の方々並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、本校第51回卒業式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
ただいま卒業証書を渡しました108名の卒業生のみなさん。三年間の思い出がつまった南陵中学校をいよいよ卒業する日が来ました。
みなさんは、私にとって特別な卒業生です。なぜなら、私が初めて卒業証書を渡した卒業生だからです。卒業生のみなさんとともに過ごしたこの一年は、私にとってはみなさんのよさを知ることができた充実した一年であったと思っています。
みなさんからは、元気なあいさつと優しさをもらいました。
朝、部活動の見学に行ったとき、校門で立哨をしているとき、廊下ですれ違うとき、みなさんの明るいあいさつで元気をもらいました。
地域の方から「あいさつがいいですね」と誉められたときも、とてもうれしく思いました。
修学旅行では、名古屋駅集合の際、周りの人のことを考えて行動し、静かに集まって待っていました。それを見ていた人から「素晴らしい生徒さんですね」と誉められ、私はうれしく自慢に思いました。2日目の夜のレクリエーションでは、狭い部屋でみんなでゲームを楽しんでいましたね。本当に仲のよい学年であると思いました。
また、南陵祭では、みなさんの生き生きと自主的に活動する姿を見て、みなさんの力強さに感動しました。
朝に帰りにと練習に励んだ部活動。緊張しながらも真剣に試合に臨んでいる姿、試合の流れをどうしても変えることができず涙を流している姿は忘れられません。
部活動では、技術だけではなく、協力することや耐えることなどを学び、心の面でも成長し、たくさんの仲間をつくることができました。
また、ボランティア活動に積極的に参加し、人の役に立つことの喜びや大切さを学びました。
校訓「命を大切にし 頭を使い 汗を流す生徒」を自ら実践してくれました。
そんなみなさんの姿を見て、後輩が南陵中学校を守っていってくれることでしょう。ありがとう。
さて、みなさんは、卒業という節目を迎えました。竹は節の部分があることで、上へ上へと伸びていけるそうです。竹はしなやかで強い。そして、まっすぐ伸びる。それは節目があるからです。
大きな困難に出会ったときが、竹の節目だと思います。これを切り抜け、竹のように、すくすくとのびやかに成長して、夢や希望を叶えてほしいと思います。
卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。立派に成長されたお子様の姿に、感慨無量のことと存じます。これまでの三年間、陰になり日向になってお子様を育み、支えてこられた保護者の皆様に、改めてお喜び申し上げるとともに、本校の教育活動に賜りましたご理解とご協力に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今後とも、今まで同様、温かいまなざしで見守り、励まし続けてほしいと思います。
最後になりましたが、ご来賓の皆様、本日はご多用の中をご臨席賜り、式に花を添えていただきました。本当にありがとうございました。
今後、卒業生が地域の一員として立派な大人に成長できますように一層のご指導ご鞭撻の程、お願い申し上げ、私の式辞といたします。
平成26年3月6日
常滑市立南陵中学校長
永井典子