4.21 PTA総会 校長あいさつ
- 公開日
- 2023/04/24
- 更新日
- 2023/04/24
校長室より
PTA総会も4年ぶりの開催。先日の常滑地区の春祭りでも感じましたが、保護者や地域の方の「顔が見える」というのは、本当に「安心感」があると感じています。これからも「顔が見える」機会がたくさんあるといいなと思います。さて、あいさつとして、私からは大きく2点お話をさせていただきます。
1点目は「本年度の教育目標」(要項P.19)についてです。ポイントを2つ説明させていただきます。
1つは「(2)経営方針」のはじめの「命」という言葉です。これは「かけがえのない大切な存在」という意味でも使っています。子どもたちは、勉強や運動で得意なこと・不得意なこともいろいろだったり、体の大きさも違ったりしますが、どの子も「かけがえのない大切な存在」です。それを教職員だけでなく、子どもたちも感じてもらえたらと考えています。
もう1つは、「経営方針」のア〜オ全てに「子ども」という言葉を入れたことです。教育活動が「子どもにとって」どうなのかを、いつも意識して行いたい、教職員に意識してほしいという思いで入れました。また、エに「学校・家庭・地域の協働により、子どもの成長を保障する」とありますが、三者が力を合わせて「地域の子どもを育てる」というコミュニティ・スクールの活動も本格的に始まります。後ほど説明しますので、ご協力よろしくお願いします。
重点努力目標も少し変わった表現のものもありますが、私の考え、思いを込めていますので、お読みいただけたらと思います。
2点目は、子どもの健やかな成長のための「3つの『き』」についてです。
1つめの「き」は、「き(気)を付けて」です。小学生の頃、いえ大人になってからも、私の母は私に「気を付けて」といつも言っていました。その声は、今でもはっきり思い起こされます。人の声(音声)というのは、そっくりそのまま頭の中で「再生」できます。ぜひ、お子さんが出かけるときに「気を付けて」と声をかけてあげてください。きっと「自分(の命)」を大切にする子になると思います。
2つめの「き」は、「きず(傷)つけない」です。当たり前のこと過ぎて、意外にお子さんに言うことがない言葉だと思いますが、あえて言ってほしいと思います。自分の子に「いじめをしてはいけない」という取り組みをしたことで、トラブルが減ったという学校があります。後ほど説明する「いじめ防止基本方針」(要項P.28)にもありますが、私たち人は、子どもだけでなく、大人も含めて常に「揺れ動く」存在です。お子さんを疑うということではなく、言葉や暴力で傷つけることがないように、「人を傷つけない」ということを、お子さんに伝えていただくことで、きっと「人(の命)」を大切にする子になると思います。
3つめの「き」は、「人の言うことをき(聞)く」です。学校では、子どもたちに「お家の人の言うことを、よく聞いて」と言いたいと思います。ご家庭では、ぜひ「先生の言うことを、よく聞いて」と言ってほしいと思います。家庭と学校が力を合わせることで大きな力となり、自分を支えてくれる大人が力を合わせていることで、子どもたちは「安心」して前進、成長していきます。PTAもそういう存在になれたらと思います。そのために、保護者の皆様の「少しの時間と少しの力」をお貸しください。
一年間たいへんお世話になりますが、よろしくお願いいたします。