学校日記

人権週間 「 一人に ひとつずつ 」

公開日
2021/12/09
更新日
2021/12/09

校長室より

 おはようございます。今日は校長先生から皆さんに、しっかり考えてほしいことをお話しします。一昨日の12月4日(土)から今週の10日(金)までは「人権週間」です。今日は、今言った「人権」ということについてお話しします。「目」と「耳」と「心」をしっかりはたらかせて、聞いてください。

 まず、「人権」というのは何かと言うと、それは「みんなが、安心して生きていくために大切なもの」です。そして、「人権を守る」というのは、「みんなが毎日安心して生活できるようにする」ということです。では、「安心して生活できないのはどんなときでしょうか?」それは、けんかが起こったり、いじめがあったりするときです。
 皆さんの周りで、「人を叩いたり、蹴ったりする」「人の物を隠すなどのいたずらをする」ということはありませんか? 「ばか」「うざい」「きもい」などの言葉や、その人が嫌がる「あだ名」など言っていませんか? 言われた人は、とても嫌な、悲しい気持ちになりますね。さらに、もっと嫌な、悲しい言葉の一つに「死ね」という言葉があります。逆に、何も言われなくても、相手にされない、無視されるのも悲しいですね。もちろん「いじめ」は、絶対にいけません。今、言ったようなことがあると、みんな安心して生活できません。
 では、どうしたら「みんなが毎日安心して生活」できるでしょうか。

 ここで、歌を一曲聴いてください。
  「 まあるい いのち 」

 歌の中に「みんな同じ生きているから 一人にひとつずつ大切な命」という言葉がありました。皆さんには、一つずつ「命」があります。それは全ての人が「同じ」です。みんな「大切な命」をもっています。「誰かの命が重くて、誰かの命が軽い」「誰かが上で、誰かが下」ということはありません。そして、「命は一人にひとつ」しかありません。「大切な命」をもっている同じ人として、お互いを大切にしてください。
 でも、「大切な命」をもっているのは同じですが、顔の形や体の大きさ、勉強や運動などで得意なことや苦手なことは違いますよね。私たちは違いもたくさんあります。その違いも大切にして、相手の気持ちを考え、思いやりの心をもってお互いを大切にしてください。
 大野小学校には【日本一 みんなにっこり大野小】というスローガンがありますね。これも、大野小のみんなが「安心して生活できるように」昔の大野小の子たちが考えたものです。

 今日は「人権を守る」ということについて話をしました。
【日本一 みんなにっこり大野小】を目指して、そして、この大野小学校の皆さんだけでなく、世の中、世界中の人が「安心して生きていけるように」、自分も含めたすべての人を大切にしていってください。
    (12月6日〔月〕全校朝会における人権講話)