学校日記

1月7日(金) 3学期始業式の話

公開日
2022/01/07
更新日
2022/01/07

校長室より

 はじめに、新年のあいさつをしたいと思います。
 「明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。」
 楽しかった冬休みも終わりましたが、大きな事故やけがなどなく、みんな元気で、新しい年、3学期を迎えることができてよかったと思います。3学期は、学校に来る日が50日くらいしかありませんが、3学期にがんばってほしいことを一つお話ししたいと思います。
 2学期の終業式に、冬休みにみんなが使える時間は224時間あるというお話をしました。皆さんは224時間を、何に使いましたか? 実はこの224時間は、先生たちも同じです。私は、年末は年賀状づくりや新年を迎える準備にたくさん時間を使いました。1月1日には初日の出を見に行ったり、初詣にも行ったりもしました。それから1月2日と3日には、テレビで「箱根駅伝」を見ました。その箱根駅伝で、ある一言が新鮮に感じられ、印象に残りました。
 箱根駅伝は、大学の21チームが、東京と箱根の間(往復217.1km)を、1チーム10人で、1人が約20km(常滑市の北南より長い距離:大野小の運動場のトラックの130周分くらい)を走って、次の人に襷を受け渡していって競走する大会です。今年は青山学院大学が優勝しましたが、印象に残ったのは21チーム中19位だった大学のアンカーの選手がゴールした後の一言です。何と言ったと思いますか?
 それは、「楽しかった。」でした。どうして「楽しかった」と言ったかはその選手に聞かないと分かりませんが、走っていたときは間違いなくとても苦しかったと思います。いくら走るのが得意でも、大野小の運動場を130周、しかも1時間くらいで走るのは苦しいはずです。しかもその選手は、最後に走った21人の中では7番目という速さでした。きっと全力で走り、苦しいけれど走り続けたのだと思います。そして、そんなに苦しかった後の一言が「楽しかった」。つまり「にっこり」だったのです。
 教室に、今年も「日本一 みんなにっこり 大野小に しタイガ〜!」という紙があると思いますが、皆さんはどんな時に「にっこり」になりますか? 「楽しいとき」「嬉しいとき」ですね。でも、自分も人も何もしていないのに「楽しい」「嬉しい」ということはないですよね。逆に、注意されたときは笑顔になりませんよね。当たり前のことをきちんとやったり、難しいことにチャレンジしたり、友達と一緒にがんばったりしたときにこそ、「にっこり」になれると思います。2学期も、1年生の人が、難しい計算検定にチャレンジして合格して「にっこり」していました。6年生の人が、修学旅行で友達のことをよく考えて行動したことで、みんなが「にっこり」していました。同じようなことが他の学年でもあったと思います。
 3学期は、それぞれの学年のまとめの学期です。当たり前のことをきちんとやったり、1・2学期に勉強したことを生かして難しいことにチャレンジしたり、友達と一緒にがんばったりして「にっこり」できるようにしてください。
 覚えていますか? 桜は4月にたくさん花を咲かせていました。その桜は、暑い夏に葉っぱをたくさん作ってがんばり、冬の今は雪も降るような寒い中、今度の4月に花を咲かせられるようこの写真のようにがんばっています。桜に負けないようにがんばって、「にっこりの花」がいっぱいの3学期にしてください。もちろんがんばってほしい「あ・い・う・え・お」も忘れないようにしてください。3学期に、皆さんのがんばる姿が、たくさん見られるのを楽しみにしています。

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