学校日記

旅立ち

公開日
2012/03/19
更新日
2012/03/19

校長室より

校長式辞

君たちの前には、未来がある、明日がある。
卒業おめでとう。

今が盛りの梅の花に続こうと桜のつぼみがふくらむ頃となりました。平成二十三年度常滑市立常滑東小学校の卒業式をこのように盛大に挙行できますことをたいへんうれしく思います。
本日は、常滑市を代表して病院事務局長梅原啓三様はじめ多数のご来賓に華を添えていただきました。ありがとうございます。

卒業生の保護者の皆様、本日はおめでとうございます。この六年間の心身ともに成長著しいお子様の姿に感慨も一入と思います。小学校を巣立つもののまだまだ親の荷が下ろせるものではありません。思春期に入る次のステージ、ほどよい子離れ・親離れが望まれるところです。今後とも温かい見守りをお願いいたします。

さて、卒業生のみなさん、卒業おめでとう。
今、何を想うだろう。

君たちに送る言葉は、この「絆」です。

君たちは、この後の「別れの言葉」にあるとおり、多くの人のお世話になり、支えられて今日の日を迎えた。ここまで、生きたと同時にここまで生かされてきたのです。
ここにこの漢字の糸偏に「半分」の意味もあるのではないかと思います。
のばした手を握り返してくれる人がいるから、つながることができるのです。絆を大事にすることは、自分を大事にすることと同時に他人を大事にすることだ。また、欲することと与えることも半分がよい。

絆は、そこにあるものでもない。つむぐものだ。紡がなくては、糸は細くなり、切れてしまうのだ。まだまだ、君たちは自分を鍛えなくてはならない。勉強すること、部活をすることと人とつながり紡いでいく力をつけていきなさい。
君たちがつなぎ、紡ぐ糸が新しい常滑と日本と世界を創造していくものと信じています。

君たちの前には、未来がある、明日がある。

「ひがし」は君たちの未来を明日を必ず、見守り続けることを約束して門出の言葉とします。


平成二十四年三月十九日

常滑市立常滑東小学校長
佐 藤 敏 弘