左近の桜、右近の橘
- 公開日
- 2013/02/20
- 更新日
- 2013/02/20
校長室より
保健室のおひな様
もうすぐ3月3日のひなまつり
今年は、ちょうど日曜日です。
おひなかざり
さて、お内裏さまとおひなさま
男びなと女びな
向かって右にかざるのはどっち?
おひなさまが着ている衣装は十二単(じゅうにひとえ)といって、古来平安時代の着物。
古来は、左(向かって右)が「上」であるという考え。
しかも、ものを見るのは向かってではなく、「お内裏さまから見て」で考える。
だから、今でも京都を中心とした関西では、
お内裏様(男ひな)は、おひな様から見て左(向かって右)
左大臣と右大臣では、左大臣が「上」なので、左大臣が向かって右
左近の桜も向かって左じゃなくて、向かって右に置くのが正しい。
明治時代に東京が「都」になって、西洋文化が入って、天皇皇后両陛下の並び方が「国際化」して今までと左右反対になった。
それにならい、関東では右(向かって左)にお内裏様(男ひな)を飾るようになったのです。
だから、今の天皇皇后両陛下のお写真を見るとどの場面でも、
必ず、天皇陛下が右(向かって左)、皇后陛下が左(向かって右)にお立ちです。
保健室のミッキーミニーは、
古式にのっとり、関西・京都風ということですね。
ようわからんけど、どっちでもいいじゃん
知っていてすることと知らなくてすること
ちがうんだけどな。