学校日記

ひがしのスマイル

公開日
2015/11/20
更新日
2015/11/20

校長室より

いじめアンケートの集計

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いじめアンケート(無記名)集計(10、11月)

1 だれかに「いじめ」をされましたか?
1年  9人
2年 25人
3年  0人
4年  1人
5年  2人
6年  4人
合計 41人

・悪口を言われる
・たたかれる
・なかま外れにされた
・帽子をすてられる

2 あなたのまわりで「いじめ」を見たことがありますか?
1年 10人
2年 20人
3年 13人
4年  1人
5年  0人
6年  2人
合計 46人

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昨日、全員参加による校内いじめ不登校対策委員会を開きました
いじめ18ケース、不登校傾向3ケースについて担任からの報告と情報交換を行いました
いじめのケースは、指導済みと経過観察のケースです
小さなことを見逃さない想像力を維持することと教師のコミュニケーション能力の重要性を再確認しました

年度当初には「ハイパーQUテスト」を2年生以上で実施しています。これは子どもたちの学校生活における満足度と意欲、さらに学級集団の状態を調べることができる質問紙のテストです

夏季休業中には
QUスーパーバイザーを講師に「QUの解釈と活用」
臨床心理士を講師に「子どもとのコミュニケーションに役立つカウンセリング技法」
の研修を行い、教職員の資質向上を図っています

また、ひがしでは、無記名式アンケートを隔月で実施して、その後「カウンセリング週間」を設定して、一人一人の児童にきめの細かい寄り添う支援と指導を繰り返しています

それでもなお、ひがしにはいじめは存在します

文部科学省による「いじめ問題に関する基本的認識」を再確認しておきます

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1 「弱いものをいじめることは人間として絶対に許されない」との強い認識を持つこと。
どのような社会にあっても、いじめは許されない、いじめる側が悪いという明快な一事を毅然とした態度で行きわたらせる必要がある。いじめは子どもの成長にとって必要な場合もあるという考えは認められない。また、いじめをはやし立てたり、傍観したりする行為もいじめる行為と同様に許されない。

2 いじめられている子どもの立場に立った親身の指導を行うこと。
子どもの悩みを親身になって受け止め、子どもの発する危険信号をあらゆる機会を捉えて鋭敏に感知するよう努める。自分のクラスや学校に深刻ないじめ事件が発生し得るという危機意識を持つ。なお、いじめの件数が少ないことのみをもって問題なしとすることは早計である。

3 いじめは家庭教育の在り方に大きな関わりを有していること。
いじめの問題の解決のために家庭が極めて重要な役割を担う。いじめの問題の基本的な考え方は、まず家庭が責任を持って徹底する必要がある。家庭の深い愛情や精神的な支え、信頼に基づく厳しさ、親子の会話や触れ合いの確保が重要である。

4 いじめの問題は、教師の児童生徒観や指導の在り方が問われる問題であること。
個性や差異を尊重する態度やその基礎となる価値観を育てる指導を推進する。道徳教育、心の教育を通してかけがえのない生命、生きることの素晴らしさや喜びなどについて指導することが必要である。

5 家庭・学校・地域社会など全ての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって真剣に取り組むことが必要であること。
いじめの解決に向けて関係者の全てがそれぞれの立場からその責務を果たす必要がある。地域を挙げた取組も急務である。
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学校におけるいじめ問題に関する基本的認識と取組のポイント 文部科学省