租税教室(6年生といっしょに勉強できました)
- 公開日
- 2007/12/17
- 更新日
- 2007/12/17
校長先生の部屋
2学期最後の週の月曜日は、寒さ・冷たさを、それほど気にすることなく登下校することができました。
先週は、個別懇談会へのご出席、ありがとうございました。
本日の3・4時間目、6年生が「租税教室」を受講しました。毎年、半田税務署の職員の方のお話をお聞きしているのですが、本年度は次のような自己紹介からお話が始まりました。
○ 今日わ。私は樽水在住で、税理士の冨田真規といいます。よろしくお願いします。
租税教室が始まる前に、校長室で次のようなお話をお聞きすることができました。
○ 租税教室は、50校ほどの依頼があり、税務署が40校、税理士会が10校の割合で担当しています。税理士会でも租税教室のための講義を受講していますが、忙しくてなかなか人材確保ができないのが現状です。(私も講義は受けているので)子どもが通っている西北小なら・・・と言った覚えがあるのですが、そのことが税理士会の方に伝わってしまって・・・。土曜日、娘に頼んで資料づくり(4枚の絵でした)に協力してもらいました。
私も、参加させていただきましたが、冨田さんが子どもたちに強調された点を、メモをもとに紹介させていただきます。
○ 日本人である以上、日本で暮らしていれば、どうしてもやらなければならないことが3つあります。(子どもたちに考えさせてから、3つを紹介されました)
① 子どもに教育を受けさせること(義務教育)
② はたらくこと
③ 税金を納めること(納税)
納税は(「日本=社会」を支えるための)義務であることを伝え、知らず知らず払っていることを補足されていました。
○ では、なぜ納税は義務なのでしょうか。
ここでは、「公共」と「公平」の2つの言葉をキーワードにして、子どもたちが参加する形でお話を進めてくれました。4枚の絵が活用されました。
→ 公共事業(みんなのためになること)は税金で行われています。みんなが使ってみんなのためになるものは税金で行う。だから、義務になるわけです。
公平については、「むつかしい」と前置きされて、子どもたちの参加を促して、2つの場面設定をして、いっしょに考えていく形でお話を進めていかれました。その様子を、この場で紹介するのは極めて困難ですが、2つのお話には、子どもたちから自分の意見(考え)を引き出すための工夫が。その一つが4枚の絵であると思いました。
○ 納税額(納税率)はケースバイケースで、細かく決められている。また、所得税は「もうけにかかる税金」で高額所得者はたくさん納税することになります。
※ こんなまとめ方をされていました。
後半は「マリン(姉)とヤマト(弟)の不思議な日曜日」というタイトルのビデオ視聴をし、子どもたちの質問に答える形で行われました。
<注> ビデオは「もし、税金がなくなったら・・・」が中心となるアニメで、子どもたちには分かりやすい内容でしたが、冨田さん次の点を強調されていました。
○ 今日、みんなに伝えたかったのは「税金がなくなったら」ではないからね。大切な点は、義務であり、公共(みんなのため)に使われ、公平に納めることです。