9/10 朝会の話(ちびまる子ちゃん)
- 公開日
- 2018/09/10
- 更新日
- 2018/09/10
校長より
今日の話は「ちびまる子ちゃん」です。
皆さんもマンガを読んだり、テレビで見たりした人も多いと思います。子どもから大人まで幅広い年代で親しまれています。校長先生も大好きです。先日、作者のさくらももこさんが亡くなりました。さくらさんは53才でした。とても残念です。
ちびまる子ちゃんは、なぜこんなにみんなに愛されるマンガになったのでしょうか?それはまるちゃんの愛すべき姿にあります。まる子は、かわいい女の子ではありません。何かに優れた才能もなく、性格がよいかと言えば微妙です。面倒くさがり屋で、とにかく楽をしたがります。お調子者で失敗ばかりします。でも、この失敗だらけで人間味あふれるキャラが魅力ではないでしょうか?
まるちゃんのクラスメートもどこかにいそうでおもしろい。
・まるちゃんの理解者で、とにかく優しいたまちゃん
・キザでお金持ちの花輪くん
・「ズバリ」が口癖の学級委員の丸尾くん
・お調子者のはまじに、食いしん坊の小杉くん
・人には厳しい永沢くんに、卑怯な藤木くん
・暗いけどお笑い好きの野口さん などなど
個性が豊かで、どこか自分の周りにもいそうなキャラクターばかりです。
こんな個性が強いクラスなんて、まとまるわけがありません。でもなぜかまとまっています。それはなぜか?それは小学校3年生なりに、互いの個性を認め合い、理解し合う気持ちをもっているからです。時には大ケンカもします。でも、最後は相手の身になって考え、自然と仲直りします。
さて、皆さんのクラスにも、たまちゃんやはまじや小杉はいませんか?人には厳しい永沢くんや卑怯な藤木くんはいませんか?いるよね。それは人間だからです。みなさんのクラスでもケンカや意見の食い違いはありませんか?あるよね。それは人間だからです。どのクラスも個性いっぱいのクラスです。クラスの雰囲気が悪くなったとき、ちびまる子ちゃんを思い出してください。欠点だらけだけど、人間味あふれるちびまる子ちゃんがなぜ好かれているのかを。そうすればクラスがもっともっと楽しくなります。