5年 理科 天気に関する豆知識
- 公開日
- 2020/06/14
- 更新日
- 2020/06/13
5年生の活動
この時期の5年の理科は、天気の変化・メダカの誕生・植物の発芽の3単元を同時並行で進めています。その日の天気、メダカやインゲン豆の様子により、柔軟に進めます。
そこで、天気の豆知識を1つ紹介します。
先日、常滑市のある東海地方も、「梅雨入りしたもよう」というニュースが流れました。梅雨とは、梅が実る時期に続く長雨なので、「梅の雨」と書いて、「つゆ」「ばいう」と呼びます。
上の天気図(気象庁6/13AM6:00)を見てください。日本を横切るように、赤い半円と青いトゲのついた線が引いてあります。この線の所で、南の温かい空気と、北の冷たい空気がぶつかっています。この線を、前線(ぜんせん)、梅雨前線(ばいうぜんせん)と言います。その2つの空気がぶつかっている所、前線付近で雲がどんどん発生し、雨を降らせるのです。しかも、南北の空気の勢いが、ほぼ同じなので、日本付近を行ったり来たりします。
下の画像は、同じ時刻の雲画像(気象庁)です。頭の中で、この2つの画像を重ね合わせてみてください。前線にそって、雲があるのが分かりますね。
さて、ここで豆知識です。
今、理科の授業で、天気は「西」から「東」に移り変わることを勉強していますね。その例外には2つあります。1つは、この梅雨です。前線が北上したり、南下したりすると、それに合わせて北から、あるいは南から天気がくずれます。
もう1つは、台風です。台風の進路によって、天気が移り変わる方角が変わります。詳しくは、中学校で学習しますが、こんな豆知識を知っていると、天気予報を見るのも面白くなってきますよ。
今回は、長くなりました。ごめんなさい。