学校日記

子どもなりに…

公開日
2022/04/24
更新日
2022/04/24

校長室より

 朝の交通見守りの時に、通学路に落ちているゴミ拾いをしていると、6年生が声をかけてくれました。
「そのゴミは、どうするんですか?」
 学校でゴミとして処分することを告げました。よく聞いてみると、公園にゴミが落ちていて、それを拾った時にどう処分しようかと思っていたようです。自分達が拾ったゴミを処分してもらえるかという相談でした。もちろん受け入れると答えました。
 そこから数日、下校した後の夕方、ポリ袋に一杯のゴミを持って職員室に持ってきました。どんなゴミか分からないので、素手で触ってないかを確かめると、ちゃんとトングを使って拾ったとのこと。我々がトングを使って拾っているのを見て、同じようにしたみたいです。大人がしている姿を見て、子供達なりに感じることがあっての行動でした。とてもうれしく思いました。
 タバコの吸い殻、空き缶、弁当の容器など、大人が平気でポイ捨てをする一方で、子どもが、それをよく思っていないという現実があります。学校の周りにも、いつも同じコーヒー缶、同じ紙パックが捨てられています。こんな大人がいることを嘆かわしく思う反面、自分達の町をきれいにしたいと思う子どもがいることに心が救われます。
 少し話が長くなりましたが、とてもうれしい出来事がありましたので、ご紹介します。