3学期始業式 式辞
- 公開日
- 2011/01/07
- 更新日
- 2011/01/07
校長室より
私からの冬休みの宿題、覚えていますか?宿題は「命を大切にしてください。」でした。ここにいるみんなは、それがきちんとできました。さすが、常滑東小学校の児童です。これからも「人の命、虫の命、花の命」命を大切にしてください。
さて、年が改まると、気持ちも改まります。君たちも今年はこんなことをするぞ、こんなことができるようになりたいと新年の抱負を考えたことでしょう。どんなことを考えましたか。何も新しいことでなくてもいいのです。今年もこれだけは・・という目標でもいいのです。そして、考えるだけでなく、ぜひ、声に出してみましょう。昔は「不言実行」といって、「やるべきことを黙って実行する」ことがかっこいいとされていました。でも、今は、「有言実行」の時代です。最近よく耳にするのはスポーツ選手に対してですが、「有言実行」という言葉が出てきます。これからもきっと、いろいろな場面で出てくるかと思います。「みんなに言うことによって、必ずやろうという気持ちになる。そして、必ずできるようになる」ということです。
また、「よし、やるぞ」と決意してもすぐだめになってしまうこともよくあります。「三日坊主」と言って、やり始めても続かないことを言います。私はたばこをやめて8年目になりますが、なぜ続いていると思いますか?それは、ただ、やめたと言うだけでなく、できるだけ多くの人に「たばこはやめた」と言い、さらに、何度も繰り返して言い続けているからです。三日坊主だっていいのです。三日坊主を10回やれば30日、つまり1ヶ月になります。「三日坊主」を続ければいいのです。だから、負けそうになったら、すぐ、言葉に出して言うことによって、ずっと続けられるということです。
ここに3冊の本があります。冬休みにはいるときに、休み中に読むことを目標にしましたが、今、やっと1冊を読み終えたところです。なぜだと思いますか。それは自分の目標として、他の人には言っていないからだと思います。だからこそ、君たちには、ぜひ、「有言実行」を実践してほしいと思います。
さて、今日から3学期が始まりました。3学期は一番短く、あっという間に終わってしまいます。学校へ来るのは、休日を除くと、6年生は今日を含めて49日、1年生から5年生でも52日しかありません。それぞれの学年のまとめをする大切な学期です。一日一日を大切にしてください。特に6年生は、一人一人が常滑東小学校に何を残して卒業するのか、考えてほしいと思います。後輩たちに、そして先生たちに、今年の卒業生のこうしたところを見習いたい、とても立派だったと思われるように行動してほしいと思います。
最後に私の有言実行です。これまで同様、3学期も、校門での朝のあいさつと教室訪問を実行します。教室訪問については、3学期こそ、5分の目標を達成したいと思います。君たちの目標も「勉強をしっかりやる」というより、勉強を1時間はやる」「毎日ノート1ページ分は漢字を書く」など、数値目標にした方がいいかと思います。とにかく私は、3学期こそ1クラス5分の学級訪問を実行します。皆さんの元気なあいさつと、授業での真剣な取り組み、正しい姿勢を期待しています。