足るを知る
- 公開日
- 2011/05/15
- 更新日
- 2011/05/18
校長室より
五月らしい一日でした。
INAXライブミュージアムで煎茶の「そらの会」がありました。
縁あって3年ほど、寄せて頂いています。
松月流の煎茶道。
いわゆるお茶会、お抹茶の会とは趣がかなり違います。
先々会は、共栄窯の窯内で行われました。
となりの旧常滑高校では、常滑市美術展が最終日。
こちらも盛況でした。
お世話になった先生も出品がありました。
藤井規仙さんには、解説付きで「山羊」を鑑賞させていただきました。
文化に浸ってリフレッシュした一日でした。
二つの会に共通なものがある気がします。
「器」にこだわらないこと。
市美展は来年度の会場が話題になっていました。
しかし、会場が変わろうとも美術に対する市民の熱い想いは不易です。
お煎茶は、もちろん呈茶の所作に細かい作法があり型があります。
でも、会場は、窯の中でも、会議室でも、博物館でも、野点でも行います。
場が合うかどうかよりも、場のよさを生かしてどこでも「茶室」に変える力を感じます。
「器」よりも「心」。
「足るを知る」
そんな言葉を感じた日曜日でした。
ひがしの校区にはすてきがいっぱいです。