学校日記

公開日
2012/03/12
更新日
2012/03/12

校長室より

子どもたちの登校時間だけが思わぬ大雪でした。
こんな日も青少年問題連絡協議会のあいさつ運動でした。
ありがとうございます。

体育館が卒業式準備のため使用できません。運動場での朝会を予定していましたが、雪のため中止にしました。


(幻の朝会講話)

「想」

「そう」という字
想像するの「想」です。
訓読みは、「おもう」

神様が人間に授けた他の動物にはない「力」
その中の一つが「想像力」

実際には経験していない事柄などを推し量ること
現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと

「恐竜の時代には、どんな生活をしていたのだろう」
「100年後の常滑はどんな町になっているだろう」
と思いを巡らすことができる。

自分のことじゃなくても
「このときゴンは、どう思ったでしょう」
「私だったら、花子さんになんと声をかけたでしょう」
と思うことができる。

その想像力は、鍛えなくてはいけない。
体と同じように、鍛えなくては、この力は身につかないものです。
残念ながら、大人になっても自分のことしか考えられない人もいる。
想像力が鍛えられていないのだ。


昨日を想う。

雪の東北の君と同じ学年の友だちのことを想う。
お父さんとお母さんを津波で亡くして、一年たった子らを想う。
未だ、学校から帰ってこないわが子を探し続けている親を想う。

自分のことに置き換えて想うこと
「自分だったら」と
「あの子はどう考えてるかな」と想いをめぐらす。

大切です。

鍛えなさいね。
「想」の字のお話でした。


※写真は職員室前の「東っ子ギャラリー」