薮入り
- 公開日
- 2012/07/16
- 更新日
- 2012/07/16
校長室より
海の日らしい暑い一日
江戸時代以降、7月16日は、薮(やぶ)入りでした。
商家などに住み込みをして奉公した丁稚(でっち)や女中など奉公人が実家へと帰ることのできた休日。
この日は、主人が着物や履物、小遣いを与え、手土産を持たせて実家へと送り出したとされる。
いつもは親元を離れて、辛い仕事に追われている子たちの休日であることから、地獄のえんま様も責めをやめるとされていた。
時代が違えば、高学年の子らは、こうした丁稚・女中奉公に出されたのだなあと…。
「薮入り」
この言葉も日本の「原風景」とともに消えていくのでしょう。