学校日記

旧常

公開日
2012/09/20
更新日
2012/09/20

校長室より

「学区の見直し」の件では、たいへんなご心配をおかけしています。

児童・生徒が就学する市立の小中学校については、「常滑市立小学校及び中学校の通学区域に関する規則」に基づき、教育委員会が指定します。

これに関する説明会の案内文書において、教育委員会から初めて具体的な案が示されました。極めて重要な教育委員会の専決事項ですが、今後、決定し施行していくには、課題や問題が山積しています。


学校では、担任を通じて学年に応じて次の3点の話をしました。

1 「自分の思いや考えをおうちの人に話してね」
今回の説明会では、見直し「案」が提示されています。初めて提示された具体案に対して、子ども・保護者・地域の方々の意見が十分に取り交わされる必要を感じます。
「いやだあ」「おもしろそう」「ふあんだ」子どもなりに「考え」があるものです。また、保護者とは違う思いを持っているかもしれません。
大人が決めることですが、子どもの思いをちゃんととらえておきたいものです。

2 「すばらしい地域に住んでいるんだよ」
 「旧常」。旧常滑町。この常滑地区は、祭りの山車に象徴されるように六字がそれぞれ伝統と文化を継承してきました。もともとは「常滑小学校」「常滑中学校」の一小一中の学区でした。ひがしは、奥条・山方・瀬木・北条の四区が学区になっています。
 瀬木のお祭りのときには、常滑西小学校前では「常滑小学校校歌」が歌われます。
 今回、ひがしの児童増の課題が、単にひがしの校舎増改築とならずに西小学校とのバランスとしての課題に変化したのは、こうした歴史的背景があるからでしょう。
 東小の方は、東小のことだけ、西小の方は西小といった自分の子どもの学校だけでなく、常に「旧常」全体を考えてくれる人たちに温かく育まれていて幸せな環境の中にいるのです。

3 「自分にとっては、みんなにとっては」
 自分の考えをもつことは大切なこと。「自分だったら」と考えてみることも大切なこと。自分の考えと思いと違う現実が来ることもある。「個」と「公」。自分とみんなというものを考える機会にしてほしいと思います。


連日、多方面の情報収集や連絡調整に川畑PTA会長にたいへんご尽力をいただいています。深く深く感謝申し上げます。

21日夜、川畑PTA会長・副会長・母代・相談役の皆様と教育長・教育部長を含む教育委員会事務局との懇談会が予定されています。