学校日記

1/2成人式

公開日
2013/02/14
更新日
2013/02/15

校長室より

式 辞

 梅の蕾柔らかき春間近の頃、常滑東小学校四年生が一同に介し、2分の1成人式を開催できることをたいへんうれしく思います。

 この式を開催するにあたり、多数の保護者の方々に参会をいただき、感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

 2分の1、すなわち二十歳の半分を祝うこの日に君たちに今日は、友だちを紹介しよう。

 富山県に歌人、短歌を詠む小学生がいます。松田わこさん。みんなより一つ年上の5年生。
 
 短歌というのは、五七五七七の三十一文字で作る歌。

 こんな一首がある。

「ママの手が私のほっぺ包むとき一番好きな匂いが届く」

 みんなの今までの10年は、お家の人や保育園、学校の先生にかわいがられて、育てられ与えられた10年。
 今大事なことは、そう感謝です。ありがとうを声に出して目を見て伝えるのです。

 もう一首、わこさんの短歌、最近の作。

 「それにしても11歳はいそがしい急にひとりになりたくなったり」

そう、これからの10年は今までと違う。自分のことが精一杯。今までと違う心があなたの中に芽生えてくる。

 みんなの将来の夢を聞きました。夢や希望をもつことは尊い。

これからの10年は、「なぜ、その夢なのか」を考え、その仕事で「何をしたいか」を問い続ける10年となる。
 
 でも、あせることはありません。君たちに時間はある。

 明日、君たちがすべきことは、懸命に生きることだ。懸命に生きることが夢につながる。

 10歳の君たちは私にとっても大いなる希望です。
 
 みんなの未来が「太陽のサンバ」のように輝きあるものとなりますよう祈念して、祝いの言葉とします。

 おめでとう。

 

平成二十五年二月十四日
   
        常滑市立常滑東小学校長
              佐藤 敏弘