学校日記

アンリ・デュナン

公開日
2013/05/13
更新日
2013/05/13

校長室より

ここに表彰盾があります。
4月に校長先生が代表でいただいてきたもの。

日本赤十字社から常滑東小学校のみんなに贈られた「金色有功章」。
ひがしの先輩から20年間、みんながあたりまえのことをがんばってきた証。

赤十字。白地に赤の十字のマーク。病院などで見たことがあるかな。
この赤十字という仕組みを作った人がいます。

ちょうど今から150年前、1863年のことです。
スイスにアンリ・デュナンという人がいました。その頃、イタリアのソルフェリーノというところで、フランスとオーストリアの戦争が起きていました。両方合わせて4万人以上の人が死んだり、けがをしたりして苦しんでいました。
自分と同じ国の人は助けるけれど、他の国の人を救わない、そんな姿にたいへんなショックを受けます。
人の道としておかしい、そう思ったデュナンはすぐに地元の人の助けを借りて救助隊を作りました。これがその後の赤十字のもとになりました。

みんなは「青少年赤十字」という組織に入っています。英語でJRC(Junior Red Cross)と言います。
ここで大事にされていることは、
「気づき、考え、実行する」ということ。

たとえば、昇降口にごみが落ちている。
「あ、ごみが落ちているな」こう気づくことができる人は、丸です。
「ごみはゴミ箱にすてるほうがいいな。きれいな学校がいいものな」と
考えることができる人は、二重丸ですね。
そして、「さっと拾って捨てる」ことができた人は、三重丸です。
みんなが生きていくことは、きっとこれの繰り返しかもしれませんね。

「気づき」「考え」「実行する」ことができるひがしっ子になってほしいと願っていますよ。