学校日記

ゆみ子

公開日
2013/08/15
更新日
2013/08/15

校長室より

「駅には、ほかにも戦争に行く人があって、人ごみの中から、ときどきばんざいの声が起こりました。また、別の方からは、たえず勇ましい軍歌が聞こえてきました。」

「さあ、ひとつだけあげよう。ひとつだけのお花、大事にするんだよ」
お父さんは機嫌を直してきゃっきゃっと笑うゆみ子を優しく見て笑うと、汽車に乗って出征していきます。

4年生国語「一つの花」
今西祐行 作


発問
「題名が一つの花になっているのはなぜでしょう」

戦争を知らない先生が授業をして、戦争を知らない子どもがこのような教材をどう読んで何を思うのか?
知らないものは、類推するしかない。しかし、事実や体験に基づかない類推は誤読を生む。文章中の言葉を大切したい。そして、戦争教材だからこそ、子どもたちの力で「作者の意図」に近づかせたい。
読解の物語教材として、先生にも子どもにも「難しい」教材です。


今日は68回目の「終戦の日」です。