学校日記

ふれあい研修会

公開日
2014/08/05
更新日
2014/08/05

校長室より

知多地域特別支援教育ふれあい研修会

半田市教育委員会と愛知県立半田特別支援学校(半田養護学校)と知多地方教育研究会特別支援教育部会との合同研修会
こういった括りで「学び合い」ができるのは、特別支援教育分野の伝統的親和性といってもいい特色です

記念講演
「支援を意味あるものにするためには」
−発達障がいが教えてくれること−

日本福祉大学 堀 美和子氏

支援とは

問題解決そのものが支援になっていないか
 今問題がない=支援の必要がない ではない
支援とは一人の大人として生きていく力をつけていくため

1 支援についての問題意識
発達障害概念の功罪
 定義のダブルスタンダードの問題
 診断基準の変遷
多様な障害の総称としての発達障害
特別支援教育と特別なニーズへの対応
合理的配慮という考え
 本人視点
2 支援することを改めて考える
支援は何のために誰のためにするのか
問題行動に至る背景にある困難を支援する
支援する側を支援する視点を欠かさない
支援の効果をどうアセスメントするか
 見える変化と見えない変化
 「困っていない」ことの重要さ
  自己理解を助ける

3 理解と対応の視点の変遷
(0特性や障害への理解
(1本人が体験世界からの理解 
  役割期待とプライド
( 2青年期成人期を見すえて
  自己理解 自己効力感 社会的スキル
 当たり前のもの
 特性に応じた支援
( 3一人の人としての発達促進肯定的な人間関係
  精神的なよりどころ
  自分らしく

○社会のなかで能動的に動くために
 がんばることで全ては解決しない
 セルフコーディネートする力
 支援される側から支援する側へ
○発達支援の観点
 彼らなりの発達を
 いかに自分の一部として統合していくこと