せんせいがいない
- 公開日
- 2011/06/17
- 更新日
- 2011/06/17
校長室より
出張があります。
教員の出張は、多くは会議と研修です。
教員は、学級担任の他に教育関係の多くの業務をしています。
他の学校と共同で進めている教育研究のための諸会議。
教員は、法令で絶えず研究と修養に努めることを明記されていますので、スキルアップのための研修。
2年2組は午後から先生が出張ため、算数が「自習」となりました。
自習でも、「補欠」といって、誰かが教室に入ります。
今日は、「人手不足」の日。私が補欠に入りました。
仕事がありません。
子どもたちは、先生がいない午後。
何をするのか、課題が終わったらどうするのか、ちゃんとわかっています。
その後の帰りの会だって、自分たちでやれます。
さようならが終わって、窓を閉めようとしたら、
「校長先生、閉めなくていいです。係りがやりますから」
机を整頓しようとしたら、
「それは、整頓係りがやってから帰るから」
そう手をかけるだけが子どもを育てるわけではありません。
せんせいがいない。
だからこそ、子どもは伸びていくこともあるのです。
担任が出かける前にちゃんと種をまいているのは知ってますが…