整える
- 公開日
- 2014/06/16
- 更新日
- 2014/06/16
校長室より
(朝会講話)
昨日は、日本中が大騒ぎでした。どうしてでしょう?
そう、サッカーワールドカップブラジル大会。
ザックジャパンの初戦、コートジボワール戦でした。最初に本田選手のシュートで1点入れたけど、2点を立て続けに入れられて負けてしまいました。残念。
予選リーグは、あと2試合、応援しようね。
日本代表の中で、先生が一番好きな選手、
それはキャプテンの長谷部誠選手。
長谷部選手は、4年前に『心を整える』という本を出しています。せっかくだから読み返してみたの。少し紹介しようかな。
「愚痴を言わない」
サッカーはね、ミスを人のせいにしやすいスポーツなんだって。
そうだよね、11人のチームだけど、ゴールを入れるのは1人。テレビもそうでしょ、もう少しディフェンスがねばらないととか、フォワードのスタミナがないとか、監督の作戦が悪いとかね、「勝手な」ことを言う。
長谷部選手は、ミスを自分のせいにされたり、先発から外されたりしても愚痴を言わないようにしているんだって。それは、自分で自分の心を乱してしまうから。心を整えるためには、人のせいにしないってことかな。
「先輩に学ぶ」「若手を積極的に交流する」
金曜日は、クラブでしたね。クラブは4年から6年生で行います。通学団は、1年生から6年生まで。いい先輩からいい行いを学ぶ。小さい子をかわいがる、みんなにもできそうですね。
「自分の名前に誇りを持つ」
誠という名前は、おじいちゃんがつけてくれたんだって。でも、よくある名前でからかわれたことがあって、いやだなと思ったときもあったんだって。でも、誠という名前に込められたおじいちゃんや両親の想いにきづきはじめて、誇りに思うようになったんだって。みんなにもすてきな名前がありますね。おうちの人が一生懸命に考えてつけてくれた名前をみんなも大事に誇りに思えるといいね。
「心を整える」
最近、けがをする人がいたり、廊下や通学路の歩き方が少し乱れていますね。心配をしています。
ドイツには、「整理整頓は人生の半分である」ということわざがあるんだって。
「心を整える」というのは、心を鍛えるのとは少し違う。心を鎮めて、落ち着かせる。一日に一回は、そんな時間があるといいな。
みんなも「心を整える」ことができるといい。担任の先生と考えてみてくださいね。
お話をおわります。