心に刻みたい言葉(23)
- 公開日
- 2025/12/01
- 更新日
- 2025/12/02
心に刻みたい言葉
「みんなちがって、みんないい」 金子みすゞ
これは、金子みすゞさんの『わたしと小鳥と鈴と』という詩の最後に出てくる有名なフレーズです。多様性の時代、多くの人々と協調して、ウェルビーイングな社会を築いて行くには、人権意識を高くもつことが大切だと思います。自分とは異なる個性の人や、異なる背景のある人、文化や生活等が異なる人なども認めたり、リスペクトしたりしたりする姿勢は、人としていっそう大切になってきていると思います。
また、たとえうまくいかない時があっても、自信を失わず、自分自身も大切にして、個性や持ち味を生かしていく姿勢も大切だと感じます。
下に、金子みすゞさんの詩を紹介します。
わたしが両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥はわたしのように、地面(じべた)を速くは走れない。
わたしが体をゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴はわたしのように、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい