青海中のあゆみ

2学期の終業式 式辞

公開日
2011/12/22
更新日
2011/12/22

校長より

 むし暑さの残る9月の始業式から約4か月、本日2学期の終業式を迎えました。
 今年は東日本大震災の関係で延期になっていた修学旅行が、9月早々にあり、3年生にとって楽しい学期のスタートとなりました。しかし、その関係で体育祭の応援の練習の時間があまり取れず、作り上げるのに大変だったのではないかと思います。そうした状況はあったものの、これまでの本校の伝統をしっかり受け継ぎ、立派な応援旗、応援合戦を多くの方に披露することができました。クラスの団結力、中学生らしい元気のあふれた姿を見てもらうことができ、私はとてもうれしく思いました。クラスで一生懸命取り組んだからこそ得られる感動や満足感の共有、こうした経験をこれからもたくさん皆さんにしてほしいと思います。ある生徒が言いました。「優勝はできなかったけれど悔いはない。」この言葉があらわすように、みんなと力を合わせた頑張りに、行事の後のさわやかさを感じます。
 その姿は、先日行われた合唱コンクールにもよく表れていたと思います。一人の力は小さいけれど、みんなの声が集まった力いっぱいの合唱は、聞く人に大きな感動を与えたと思います。クラスで共に学ぶ人たちが、お互いを支えあい、励まし合うことを通して、高め合い成長していく場として学級があります。日常の生活を通して人間的に成長できる場である学級をこれからも大切にしていってほしいと思います。
 さて、終業式にあたって、2つのことをお話します。
 1つ目は「自己を見つめ振り返る」ということです。学校生活の大半は授業です。授業を集中して受けることができたでしょうか。授業中に学ぶべきこと、やるべきことがしっかりできたでしょうか。各教科の予習・復習の取り組みは十分であったでしょうか。課題に対する確実な提出がなされたでしょうか。じっくり振り返ってみてください。時間を有効に使い、計画的な取り組みを進めるのは、まさに一人一人に課せられた課題です。自分の持っている能力を生かすのは、皆さん一人一人です。そのためにもあきらめず、投げ出さず、本気で努力を続けることです。まさに「継続は力なり」です。
 2つめは、心に残った文章がありましたので紹介します。昨日配られた3学期の若あゆ日記の3月の巻頭言にあったものです。宮城県仙台市にある階上(はしがみ)中学校で行われた卒業式の答辞の中の文です。東日本大震災で被災された学校に関わるもので、すでに知っている人がいるかもしれませんが、聞いてください。
「階上中学校といえば、防災教育といわれ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私たちでした。しかし、自然の猛威の前には人間はあまりに無力で、私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というにはあまりにもむごすぎるものでした。つらくて悔しくてたまりません。時計の針は14時46分を指したままです。でも、時は確実に流れています。生かされた者として顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るにはあまりにも大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合っていくことが、これからの私たちの使命です。」
 皆さんと同じ中学生の言葉です。困難に出会ったときの人間の力強さを感じます。辛いけれど、そのつらさから逃げない、つらさを恨まない、困難に立ち向かう勇気、困難な中にあって希望を見出そうとする人間の強さを教えられたように思います。私たちも負けてはいられません。困難なことから逃げない、それを克服する気持ちの強さを身につけたいものです。
皆さんの今後に期待し、式辞とします。