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青海中のあゆみ

危険と隣り合わせに気づくこと

公開日
2012/11/15
更新日
2012/11/15

校長より

 今年に入って何度生徒に呼びかけてきただろうか。たびたび地域の方より学校に、下校時の自転車の乗り方についてご心配の声をいただいています。生徒の安全に気を配っていただいていることをありがたく思います。あわせて、家庭での交通安全の働きかけも重要なことだと感じています。よろしくお願いします。
 心配の声をいただいている場所は、主に宮山の公会堂から三ツ池の交差点に向けての下り坂での自転車の乗り方についてです。スピードの出し過ぎによる危険を指摘するものです。その都度、全校生徒に向けての交通安全指導、関係生徒を集めての安全指導、教職員による現場での指導などを繰り返しています。下り坂での自転車の走行の危険を何度も訴えてきましたが、まだまだのようです。
 先日も全体指導をした日の午後、下校の様子を確認しに生徒指導の担当者が出かけて行きました。教職員が立っていることで少しは効果があったようでしたが、交通事故が起きる可能性の高い場所であることには変わりません。
 心配していることは、転倒してけがをすることだけではありません。生徒が加害者になることも心配しています。自転車が加害者になり、多額の賠償を求められるケースもあると聞きました。横からの飛び出しに対応できるか、歩行者との接触はさけられるか心配をしてします。
 生徒の中には、自動車が避けてくれるという気持ちがあり、自分が加害者になるという意識はあまりないようです。歩行者と接触すればどういうことになる想像したり、ひやりとした体験を語り合ったりすることが今後も必要です。
 安全のことを考えるなら自転車のスピードを抑えることが一番です。ある区間だけ、自転車を降りて引いて歩くということも一つの方法です。ただし、教職員の目の届きにくいところでもあり、どれだけ徹底できるか課題が残ります。生徒の自覚を促しながら、もうしばらく今の指導を繰り返し行っていきます。